宵
ルネサンス期のヘルメス思想を研究。タロットの図像学的分析が専門。
宵月 紗耶の記事 (5)
ヘルメス学
グリモワールとは|ソロモンの鍵とゲーティアの正体
レメゲトンとは、17世紀半ばに古い素材を寄せ集めて編まれた五部構成のグリモワールであり、その第1部アルス・ゴエティア(Ars Goetia, 悪霊術)が72柱の悪魔を載せている文書です。
ヘルメス学
ケイバリオンの七大原理を一気に理解する
『ケイバリオン(The Kybalion)』は、1908年に「三人のイニシエート」名義で出版された、七大原理を骨格にしたヘルメス思想入門の書物です。精神性、対応、振動、極性、リズム、原因と結果、性という7つを先に並べることで、名前だけ知って意味が散っていた輪郭をまず地図のように示せるでしょう。
タロット
タロットカードの意味一覧|78枚の由来と象徴
タロットは78枚という枚数だけ知っていても、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナがどう役割分担し、なぜその絵がその意味を帯びるのかが見えてこないと、カードの体系は輪郭を結びません。
タロット
タロットの歴史|イタリア貴族の遊びから占いへ
祝宴の熱が引いた十五世紀ミラノの宮廷で、金箔のきらめく大判カードが卓上に広がる場面を思い浮かべると、タロットの出発点は占いの神秘ではなく、貴族たちの遊戯と見栄えの文化にあったことが見えてきます。
タロット
大アルカナ22枚の意味|歴史的由来とシンボル解説
タロット78枚のうち22枚を占める大アルカナは、もともと十五世紀イタリアで生まれたゲーム用の切り札群であり、「秘儀の書」として読まれるようになったのは十八世紀以降のことです。この記事は、大アルカナを神秘主義の物語としてだけでなく、図像と歴史の層を見分けながら理解したい読者に向けて、その変化の地図を描きます。