ルネサンス期のヘルメス思想を研究。タロットの図像学的分析が専門。
宵月 紗耶の記事 (11)
タロットカードの意味一覧|78枚の由来と象徴
タロットは78枚という枚数だけ知っていても、22枚の大アルカナと56枚の小アルカナがどう役割分担し、なぜその絵がその意味を帯びるのかが見えてこないと、カードの体系は輪郭を結びません。
タロットの歴史|イタリア貴族の遊びから占いへ
祝宴の熱が引いた十五世紀ミラノの宮廷で、金箔のきらめく大判カードが卓上に広がる場面を思い浮かべると、タロットの出発点は占いの神秘ではなく、貴族たちの遊戯と見栄えの文化にあったことが見えてきます。
大アルカナ22枚の意味|歴史的由来とシンボル解説
タロット78枚のうち22枚を占める大アルカナは、もともと十五世紀イタリアで生まれたゲーム用の切り札群であり、「秘儀の書」として読まれるようになったのは十八世紀以降のことです。この記事は、大アルカナを神秘主義の物語としてだけでなく、図像と歴史の層を見分けながら理解したい読者に向けて、その変化の地図を描きます。
小アルカナ56枚|4スートと数・版の違い
タロットの小アルカナは、56枚もあるせいで「暗記科目」に見えますが、実際には 4スート×数札1〜10×コート4種 という整った構造で読むと、一気に輪郭が出てきます。
タロットと錬金術の関係|史実と解釈
マルセイユ版ウェイト=スミス版トート版を机に並べて節制や死神を見比べると、どの要素が後世に「錬金術らしく」読まれてきたのかが、図像の差として浮かび上がります。
タロットとカバラ|生命の木と22の小径
タロットを学び始めると、生命の木やヘブライ文字との対応が、最初から一体のものだったように見えてきます。けれど歴史をたどると、タロットは十五世紀の遊戯札、カバラはユダヤ教の神秘思想として別々に育ち、両者の結合は十八〜十九世紀以降の近代オカルティズムによる再編でした。
ライダー・ウェイト版タロット|象徴と図像の秘密
ライダー・ウェイト・スミス版タロットは、1909年の刊行、1911年の解説書The Pictorial Key to the Tarot、2009年のSmith-Waite Centennial Deckという基礎年表を押さえると輪郭が見えてきます。
マルセイユ版タロットの歴史と特徴
- "タロット" - "マルセイユ版" - "歴史" - "図像学" - "ウェイト版" article_type: history geo_scope: global specs: product_1: name: "ヴィスコンティ=スフォルツァ版" key_features: "現存最古級のタロットだが、
エッテイラとタロット占いの誕生|18世紀フランス
十八世紀後半の出版流通や都市の情報回路を考えると、パリのカフェやサロンでチラシやパンフレットが読者に届いた可能性は高いです。ただし、本文で述べた一枚のチラシが配られたという具体的な場面を示す一次史料(特定のチラシ原影像)は提示していません。
占星術の歴史|バビロニアから現代まで
占星術の歴史をたどると、そこにあるのは「古代から続く神秘」だけではありません。西洋系統の起点はバビロニアにあり、王や国家の吉凶を読む兆候学として始まったものが、ヘレニズム時代(前323〜前30年)に個人のホロスコープ(出生時の天体配置図)へと軸足を移しました。
ホロスコープの起源|バビロニアと古代ギリシャ
雑誌の12星座占いを思い浮かべたあとに、出生時刻と出生地から描く本来の出生図を並べてみると、同じ「星占い」という言葉の内側で、見ているものがまるで違うと気づきます。