ヘルメス学

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ルーン文字とは、1世紀頃に初期の銘文が現れ、以後およそ2000年にわたってゲルマン諸語を記した文字体系である。ゲームや映画で魔法の記号として見慣れた印象とは違い、博物館で石碑や木片の実物に向き合うと、そこには誰かが誰かへ宛てて刻んだ言葉が残っていることに気づかされます。

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ソロモン72柱の悪魔は、17世紀半ばに編纂された『レメゲトン』第1書『ゴエティア』に並ぶ魔神名簿である。『ゴエティア』はギリシャ語 goeteia に由来し、同じ『レメゲトン』第2書の『テウルギア・ゲーティア』と対になる低位の術を指す。

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数秘術は、前6世紀のピタゴラスに起源を帰されてきた思想である。だがピタゴラス本人の著作は一行も現存せず、数と音楽の理論を記した最古の断片も約1世紀後のピロラオスに残るだけで、まず確認すべきなのは「2500年の歴史」がいったい何を数えているのかだ。

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西洋手相術とは、手のひらを宇宙の縮図として読む、占星術と四元素論を母体にした対応の思想である。ルネサンス期の手相写本を図像として眺めると、そこには惑星記号と元素の象徴が一枚の星図のように配置され、占いというより知の体系としての輪郭がはっきり見えてくる。

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ルシファーとサタンは、現代ではしばしば同じ悪魔として語られますが、もともとは出自の異なる語です。ルシファーはラテン語の lucifer に由来する「明けの明星」の名で、サタンはヘブライ語で「敵対者・告発者」を意味する役職名でした。

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水晶玉占いは、占い師がガラス玉を覗き込む図像で知られますが、実際には水・鏡・黒曜石のような反射面を使って幻視を引き出すスクライングの一支流です。紀元前2000年頃のメソポタミアにまで遡る水盤占いから、古代ギリシャで katoptron に由来するカトプトロマンシーとして体系化された流れをたどると、

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レメゲトンとは、17世紀半ばに古い素材を寄せ集めて編まれた五部構成のグリモワールであり、その第1部アルス・ゴエティア(Ars Goetia, 悪霊術)が72柱の悪魔を載せている文書です。

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『ケイバリオン(The Kybalion)』は、1908年に「三人のイニシエート」名義で出版された、七大原理を骨格にしたヘルメス思想入門の書物です。精神性、対応、振動、極性、リズム、原因と結果、性という7つを先に並べることで、名前だけ知って意味が散っていた輪郭をまず地図のように示せるでしょう。

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実物の緑玉の石板がどこかに残っているわけではありません。いま読めるエメラルド・タブレットは、8〜10世紀のアラビア語文献、とくにKitāb Sirr al-Khalīqa wa-Ṣanʿat al-Ṭabīʿaにたどれる短いテキスト伝承として受け取るのが出発点です。

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タロット入門書の生命の樹 対応表からカバラに入ると、同じ図を見ているはずなのに、ユダヤ文献で語られる内容が思ったより違っていて戸惑うはずです。この記事は、その混乱をほどきたい初学者に向けて、カバラを占い・数秘術の総称ではなく、ヘブライ語のqabbalah、

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一般には1888年にロンドンで創設されたとされていますが、創設の細部(創設誓約日など)は出典によって異なります。誓約日を1888年2月12日とする資料もある一方で、出典の取り扱いによって表記が分かれるため、

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薔薇十字会は、しばしば「十五世紀から続く秘密結社」として語られますが、研究の視点では、1614年から1616年にかけてドイツ語圏で出現した匿名宣言書群が生んだ思想運動、いわば文書事件として理解するほうが実態に近いと考えられます。